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・A 以外は意識障害ありを意味し,てんかん発作持続中の可能性がある。・丁寧に意識障害の評価をすることが可能な状態であれば,JCS もしくは・JCS や GCS は成人の評価方法は初期研修機関でも頻出であるが,乳児を・医師の顔やペンライトの光の方に視線を向けることができるか,それらを・目を閉じている場合は,他動的に上眼瞼を持ち上げて眼位と視線の診察を・てんかん発作中は追視がなく,目が開いていても視線は合わず,一点を凝・ペンライトの光を瞳孔にあてて,瞳孔の左右差や対光反射を評価する。左・対光反射はペンライトを当てた時の瞳孔の反応を診る。正常であれば速やかに縮瞳するが,縮瞳しない場合は対光反射なし,ゆっくりと縮瞳する場・瞳孔の異常を認めた場合は,てんかん発作持続中の可能性がある。・左右差を認める場合は脳ヘルニアや器質的な疾患を疑うサインであり,緊急での頭部 CT 検査が望ましい(ただしバイタルサインの安定化が最優先)。8ば V(Verbal / Voice),痛み刺激を加えることで反応があれば P(Pain),それでも反応がなければ U(Unresponsive)と判定される。GCS で評価を行う。含めた小児では評価の仕方が異なることに注意(表を参照)。 3. 目の診察眼位と追視を確認する動かしたときに目で追うことができるか(追視)を確認する。する。視していることが多い。瞳孔の診察をする右で瞳孔径が 1 mm 以上異なるときは,左右差ありとする。合は対光反射緩慢(遅延)と評価する。 4. 手足や身体の硬さを確認する・イラストのように肩関節や肘関節,股関節,膝関節などを他動的に動かして評価する。

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