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31救急外来で遭遇する症状別アプローチ・この 2 つは用語としては区別されるが,どちらも脳が発作を起こしてい・臨床の場面でも,がくがくとした動きはおさまったが,まだぼーっとして様子がおかしい場合に「まだけいれん中かもしれないね」のような発言を・なお,てんかん発作には「てんかん」というワードが入っているが,原因はてんかんだけではなく,熱性けいれんや低血糖,頭部外傷などなんでも・「てんかん発作=てんかん患者の発作」と誤解されがちであるので注意。・けいれんは院内で突然発症することも,ウォークインで来ていた発熱の児が待合室でけいれんすることもあるが,「自宅でけいれんが起きて救急車・この場合は,救急車が到着するまでにできる限りの準備をすることが大事「NCSE(non-convulsive status epilepticus)」というワードで使われることも多い。けいれん性てんかん発作(いわゆるけいれん)てんかん発作(脳の発作)非けいれん性てんかん発作(脱力やぼーっとするなど)ることには変わりなく,ほとんど同様の対応が求められる。よく耳にする。この場合,正しくは「『けいれん』は止まったが,『てんかん発作』は続いている」である。よい。を呼びました」というパターンも多い。である。けいれん・てんかん発作対応の事前準備患者到着前「これから 5 分後にけいれん持続中の児が来ます!」2.

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