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アナフィラキシーへの対応をマスターする37ぐったり・意識もうろうの場合ショックの可能性があるため下肢挙上する(仰向けで足を 15〜30 cm 高く)自力で立たせない! 動かすときは水平に抱く!吐き気,嘔吐がある場合嘔吐物による窒息を防ぐため,体と顔を横に向ける呼吸困難があるとき上半身を少し起こし,後ろに寄りかからせるSTEP 3・・基本は仰臥位で足を 30 cm 程度高くする。呼吸障害の場合は上体を起こす。嘔吐がみられるときは顔を横向きにする。・・アナフィラキシー未満であっても,各症状への対応/薬剤投与しながら慎重に経過観察を行い,症状悪化があれば躊躇なく STEP2 のアナフィラキシー対応を行う。皮膚症状:抗ヒスタミン薬・・内 服:第 2 世代が第 1 選択(表 4)。・・静 注:第 1 世代が主で眠気を誘発するため推奨しないが,臨床では投与する場面もありうる。図 3 重症時の安静を保つ体位アナフィラキシー未満,もしくはアナフィラキシー初期対応後 □各症状への対応/薬剤投与1

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