17087T
7/10

アナフィラキシーへの対応をマスターする1A■ 重篤なアナフィラキシーの既往■ 症状進行が速い■ 循環器症状,神経症状がある■ 当初グレード 1 の呼吸器症状でも吸入の効果が不十分 or 進行が速い35介助者は,児の太ももの付け根と膝をしっかり抑え,動かないように固定する □アドレナリンの投与・・アドレナリンはアナフィラキシーと判断すれば投与すべきである。グレード 3ならただちに投与し,グレード 2 でも次に当てはまる場合はすぐに投与する。アドレナリン投与が必要な場合・・筆者は実際にアナフィラキシーに遭遇したと頭ではわかっていても,グレード 2 であればアドレナリン投与を躊躇する場面はある(嫌がる小児への注射は抵抗がある!)。・・しかし,これまでの経験でアドレナリン筋肉注射して後悔したことは(幸い)ない。アドレナリン筋注(大□外側中央)0.01 mg/kg 10 kg:ボスミン® 0.1 mL最大量:小児(12 歳未満)0.3 mg,12 歳以上 0.5 mg図 2 アドレナリン筋注アドレナリン筋注(図 2)(東京都食物アレルギー緊急時対応マニュアルより)

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る