19敗血症酸素投与輸液路の確保輸液の投与・・10L/分のリザーバー付き酸素マスクで投与を開始する。・・新生児や早期乳児では動脈管性ショックに注意する。・・静脈穿刺で5分以内に確保できなければ,躊躇せず骨髄輸液路を確保・・最低でも1ルートを確保する。その後の鎮静や循環作動薬の投与に備え・・生理的食塩水またはリンゲル液を用いる。『敗血症診療国際ガイドライ・・成人ではリンゲル液が推奨されている。小児ではリンゲル液と生食を比・・敗血症すなわちボーラス投与ではない。自施設で重症児の対応が可能か・・ボーラス投与の前に,肝腫大や湿性ラ音など溢水徴候がないことを確認・・ボーラスを終了するタイミングは心拍出の改善徴候(頻脈や低血圧,する。て,できれば2ルート確保したい。ン2020』(SSCG2020)では弱い推奨ときわめて低いエビデンスに基づいて,生食よりリンゲル液が推奨されている3)。較する「PRoMPT-BOLUS試験」が進行中である。(ICUがあるか)も加味する。もしICUがないなら迷わず搬送する!する。CRT,意識レベル,尿量の改善など),または上記の溢水徴候の出現時● 輸液の投与方法ピットフォールICUありボーラス投与なし10-20mL/kgを1時間で投与10-20mL/kgずつボーラス投与最大40-60mL/kgICUなし低血圧なし低血圧あり10-20mL/kgずつボーラス投与最大40mL/kg
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