診断に際しての注意点診断に際しての注意点なっているとする説もあるが、本当にそうなのかはわからない。成人スティル病の病勢があるとき、落ちついているとき、その両方で起こりうる気がする。誤診が少ないどころか比較的特異的に診断が可能である。病と診断するのをいったん控えたほうがいい。ならば、そういうときは成人スティル病よりリンパ腫が疑わしいのでリンパ腫の精査をする。る。の言説を、現場で置き去りにする必要があるという事実がもう面倒くさい。・・MASへの治療は血球貪食症候群に対峙する場合に類似する。十分なステロイドにカルシニューリン阻害薬を(しばしば持続点滴で)併用する。・・厳密に基準に従い、例外や非典型を許容しない態度でいれば、・・逆に言えば、少しでも非典型さがあると思えば、成人スティル・・「リンパ腫を否定するまで診断・治療はためらう」ともし思った・・同じようなことを繰り返して述べることになるが、成人スティル病だと考えることができて治療開始を悩んでいるのなら、その時点でもう成人スティル病の病像を切り取ることができている。・・成人スティル病の診断において除外すべき疾患のなかに、他疾患を除外して診断する疾患が含まれている時点で、論理崩壊が生じている。つまり、成人スティル病の診断において他疾患を除外し切ることは(方程式の解がないと同じ意味で)不能なのであ・・にもかかわらず除外を重視し過ぎる医師がいる。そういう医師・・意思決定において最も大切な役割を果たしているのは、最終的には情動であると私は考えている。情動は理性で括りきれない–13651364
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