❶ニボルマブの用法・用量 ニボルマブはQ1で述べたとおり、「切除することができない進行・再発食道がんの二次治療」と「食道がん術後の補助療法」として用いられています。その用法・用量は表1のとおりで、患者さんの体調をみながら投与します。❷ペムブロリズマブの用法・用量 ペムブロリズマブはQ1で述べたとおり、「切除することができない進行・再発食道がんの一次治療」と「PD-L1が陽性の切除することができない進行・再発食道扁平上皮がんの二次治療」として、さらに、「標準的な治療が難しい抗がん剤治療の後に悪化した進行・再発の高頻度のマイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する食道がん」と「抗がん剤治療の後に悪化した高い腫瘍遺伝子変異量(TMB-High)を有する進行・再発食道がん」に対しても用いられています。その用法・用量は表2のとおりで、患者さんの体調をみながら投与します。表1 ニボルマブの用法・用量6060 ニボルマブとペムブロリズマブはともに、それぞれの薬の用法・用量に則り、通常は外来ないし入院において点滴で投与します。投与方法点滴(1時間以上)投与量(回数・間隔・期間など)240mgの場合:2週間1回240mgまたは480mg480mgの場合:4週間投与スケジュールごとに1回ごとに1回備考※ 術後補助療法の場合:投与期間は最長12カ月。その免疫療法の具体的な治療内容はどのようなものですか?QQ22AA解説
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