2.白血球数(WBC)  

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白血球数(WBC)

検体の取扱い

全血(EDTA添加静脈全血)

検査の目的

感染症,炎症性疾患を疑うとき

白血病を疑うとき

腫瘍の有無を疑うとき

検診や人間ドックの基本的検査

参考基準値

3,500〜9,500(個

/

μL)

(成人)

[自動血球計数器法]

検査値を

読む際の注意点

激しい運動や入浴直後には一時的に増加する。

ストレスや食事によって増加する。

静脈血は耳

血に比べ1,000(個

/

μL)ほど少ない。

白血球数が変動する場合には,必ず白血球分類の増減があるので血液像の成績と併せて
診断の手がかりとします。

20,000(個

/

μL)を超えるような場合,赤血球や血小板の増減,あるいは芽球(幼弱な白

血球)の出現の有無など早急な精査が必要です。

一時的な白血球数の減少は,ウイルス感染症や薬物(解熱鎮痛剤,抗生物質など)による
影響を最初に考えます。

異常値を示す

主な疾患・病態

[高 値]

各種感染症(細菌による),心筋梗塞,アレルギー疾患,類白血病反応,慢性白血病

[低 値]

各種感染症(ウイルスによる),薬物(抗がん剤,抗生物質など),放射線治療,悪性貧血

薬剤による

検査値への影響

[白血球数減少]

抗腫瘍薬,抗ウイルス薬(アシクロビル,ガンシクロビル),抗精神病薬(クロルプロマジ
ン,オランザピン,ハロペリドール),循環器用薬(メチルドパ,カプトプリル,ヒドラ
ラジン,ニフェジピン,プロカインアミド,キニジン),抗リウマチ薬

[白血球数上昇]

造血因子(G-CSF:レノグラスチム,フィルグラスチム)

白血球数

(WBC)は,成人では3,500〜9,500個

/

μLです。性差はなく,小児では成人より高

値を示します。一般に,成人では10,000個

/

μL以上を

白血球増多症

,3,500個

/

μL以下を

白血球減少症

といいます。

WBCの増加は,白血病と白血病以外の疾患とに分けて考えることができます。白血病では,
20,000個

/

μL以上になることもあります。白血病以外では細菌感染症,炎症,心筋梗塞な

どの組織破壊,ストレス,アレルギー疾患などで増加します。また,類白血病反応 

でも

WBCが著明に増加します。白血球数の検査は,増加している白血球の種類や増加の程度が
診断の手がかりとなり,次項で述べる白血球分類(血液像)と併せて評価することが大切で
す。

WBCの減少はウイルス感染症や薬剤(特に抗がん剤)および放射線療法が主なものです。特
に好中球が500個

/

μL以下になると,感染症が起こりやすく生命の危険もあります。白血

球の増加と同様に,減少する場合も白血球分類の検査結果から病気の原因を推測していくこ

WBCの検査は,末梢血液1μL中に存在する白血球の数を算出します。WBCは,増加して

いる白血球の種類や増加の程度が診断の手がかりとなり,次項で述べる白血球分類(血液像)
と併せて評価することが大切です。