究極のデトックス − 血液浄化

血液透析の権威が、血液浄化にデトックス効果が認められることを紹介。

著 者 阿岸 鉄三
定 価 4,860円
(4,500円+税)
発行日 2010/09/17
ISBN 978-4-307-77165-8

B5判・150頁・図数:102枚・カラー図数:14枚

在庫状況 なし

維持透析患者さんに長寿の方が増加しており、血液浄化によるヘルシーエイジングの可能性が認められることから、血液透析の権威である著者が、血液浄化のデトックス効果を紹介する。人工腎臓を使って血液中の老廃物を透析で取り除き、また血液中に含まれる悪玉(LDL)コレステロールをきれいにできる治療も紹介する。併せて著者が提唱・実践する統合医療についても解説している。
1.医療デトックスの意味するもの
 1.デトックスとは、解毒
  ・医療デトックスの意味
 2.いろいろなデトックス
 3.どんな病的な状態に利用されるか−適応症の基本−

2.血液浄化の歴史
 1.血液の中に病気の原因物質
 2.瀉血が血液浄化の始まり
 3.毒血症の考え
 4.血液透析の始まり
 5.世界で初めて救命に成功
 6.人工腎臓は一般臨床の場へ
 7.透析とは別の原理−吸着−で血液浄化
 8.維持透析の考え
 9.バスキュラアクセスの考案
 10.維持血液透析のレジメ
 11.血液透析は、血液浄化の技術的根幹

3.どんな血液浄化技術があるか−血液浄化の原理−
 1.臨床的に使われる血液浄化の主な原理は、濾過と吸着
 2.過剰な水分の除去
 3.毒作用がある中小分子溶質の除去
 4.毒作用がある大分子溶質の除去
 5.害作用のある細胞の除去
 6.血液浄化スペクトル

4.血液浄化に使われる機器・機材・薬剤
 1.血液浄化器
  ・濾過型血液浄化器
  ・吸着型血液浄化器
 2.透析液供給装置
 3.監視・制御装置
 4.機器の小型化・機動化

5.バスキュラアクセス
 1.標準的内シャント
 2.人工血管グラフト
 3.表在化動脈
 4.留置カテーテル
 5.バスキュラアクセスの合併症
 6.カテーテル治療

6.血液透析
 1.血液透析と周辺技術
 2.維持血液透析患者数の推移
 3.血液透析の臨床的効果
 4.維持透析療法の問題点
  ・医学的問題
  ・経済的問題
  ・社会的問題
  ・倫理的問題
  ・高齢者問題
 5.維持透析をサポートする周辺医療
 6.維持透析患者の補完代替医療−気功・足浴・鍼灸−
 7.高齢者透析にみるnarrative-based medicine
 8.透析医療の量と質
 9.統合医療から見る維持透析医療

7.若い技術のLDLアフェレシス治療
 1.アフェレシスとは何か−技術と医工学的意味−
 2.アフェレシス治療の臨床効果−アフェレシスが有効な疾患−
 3.脂質異常症に対するアフェレシスの効果
  ・家族性脂質異常症(高脂血症)に対するアフェレシス治療
  ・閉塞性動脈硬化症に対するアフェレシス治療
  ・維持透析患者に多い閉塞性動脈硬化症
  ・メタボリック症候群への応用の可能性
  ・LDLアフェレシスによるヘルシーエイジングの実現

8.血液浄化療法から学ぶこと−あとがきに代えて−
 1.血液浄化は、いまだにブラックボックス
 2.知ると拡がる未知の領域
 3.医療における量と質は不可分
 4.時代で変わる透析の量と質のモデル
 5.医療を科学的にだけ評価するのは、適切でない
 6.血液浄化がヘルシーエイジングにつながる可能性
 7.統合医療的にみた血液浄化

文献一覧
索引