現代リハビリテーション医学 第4版

8年ぶりの大改訂で最新情報を追加、さらにコンパクトで読みやすくなった。今必要な知識がこの1冊に!

監 修 千野 直一
編 集 椿原 彰夫 / 才藤 栄一 / 出江 紳一 / 道免 和久
定 価 6,696円
(6,200円+税)
発行日 2017/07/01
ISBN 978-4-307-75052-3

B5判・480頁・図数:249枚・カラー図数:15枚

在庫状況 あり

初版刊行から18年、改訂を重ねて読み継がれてきたリハビリテーション医学の代表的なテキスト。
幅広い内容はそのままに、エッセンスを凝縮し、コンパクトに生まれ変わった。4人の新編者により全体の見直しを行い、1つの障害または疾患について評価から治療までを1項目で理解できるように再編集、さらに最新情報を追加した。
リハ専門医を目指す医学生、PT、OT、STはもちろん、リハに関わるすべての医療・介護・福祉関係者に!
第1章 リハビリテーション医学総論
 1.リハビリテーション医学の定義
 2.リハビリテーション医学の特殊性
 3.リハビリテーション医学の歴史
 4.国際障害分類一
 5.診断と評価
 6.問題点を中心としたカルテ記載法 (POMR)
 7.リハビリテーション医療関連職
 8.リハビリテーション医学関連学会
 
第2章 機能解剖・生理・運動学
 1.上肢の機能解剖
 2.下肢の機能解剖
 3. 体幹の機能解剖
 4. 運動制御
 5.反射
 6.姿勢
 7.上肢の動作

第3章 リハビリテーション診断 
 1.電気診断学
 2.神経・筋の病理診断
 3.画像診断
   
第4章 機能障害の評価 
 1.運動障害
 2.循環の評価
 3.呼吸の評価
 4.成長・発達の評価
    
第5章 日常生活活動(動作)の評価 
 1.日常生活活動(動作)(ADL)とは
 2.ADL評価法
 3.ADL評価の活用法
 4.ADL評価と順序尺度
 5.FIM採点支援ツールとFIM短縮版
 6.社会的不利の評価

第6章 リハビリテーション治療学 
 1.運動療法
 2.運動学習
 3.マッサージ、マニピュレーション
 4.物理療法
 5.バイオフィードバック療法
 6.牽引療法
 7.水治療法
 8.電気治療・磁気治療
 9.神経調整的治療
 10.ベッド上訓練と移乗訓練
 11.歩行練習
 12.作業療法
 13.装具療法
 14.リハビリテーション機器
 15.リハビリテーション治療・訓練処方

第7章 リハビリテーション医学各論 
 1.脳血管障害および脳の疾患
 2.言語障害の評価とリハビリテーション
 3.高次脳機能障害の評価
 4.摂食嚥下の評価とリハビリテーション
 5.脳性麻痺および小児疾患
 6.脊髄損傷・二分脊髄
 7.排泄障害の評価とリハビリテーション
 8.心理的アプローチ
 9.神経・筋疾患
 10.関節リウマチ・膠原病
 11.骨関節疾患
 12.切断と義肢
 13.循環器疾患
 14.呼吸器疾患
 15.糖尿病と肥満
 16.末梢循環不全
 17.疼痛性疾患
 18.老化と障害
 19.認知症
 20.悪性腫瘍(がん) 
 21.熱傷
 22.合併症
    
第8章 地域包括ケアシステム 
 1.「地域包括ケアシステム」とは
 2.わが国の高齢者保健福祉政策の流れ
 3.地域連携クリティカルパス(連携パス)と地域医療連携
 4.脳卒中のリハビリテーションと地域医療連携
 5.在宅のリハビリテーション
 6.介護保険制度
  
第9章 再生医療とリハビリテーション医学 
 1.再生医療とは
 2.軸索再生
 3.組織補充
 4.再生医療とリハビリテーション
  
第10章 スポーツとリハビリテーション医学 
 1.概要
 2.スポーツ外傷リハビリテーション
 3.身体障害者スポーツ
 4.内部障害・高齢者とスポーツ
 リハビリテーション医学をできるだけ科学的に見直すことを目指して、本書の初版が出版されてから早くも18年が経過しました。この間、医師・研修医・医学生・PT・OT・ST・看護師そして介護・福祉関係者と、幅広い層から多数の支持をいただき、リハビリテーション医学の代表的テキストの1つとして、版を重ねてまいりました。長きにわたり読み継いでいただけたことは、編者として望外の喜びであり、関係の方々には厚く御礼申し上げます。
 現在、わが国は超高齢社会を迎え、リハビリテーション医学・医療の重要性はますます高まり、介護・福祉との連携は国家政策の重要な柱の1つとなっております。リハビリテーション専門医はもとより、リハビリテーション医療に関わる医療スタッフの育成がいっそう重視されるなか、最新の情報を、よりわかりやすく提供することで少しでも貢献できればという思いから、このたび改訂第4版を刊行することとなりました。
 今回の改訂では、わが国のリハビリテーション医学教育をリードしておられる、椿原彰夫、才藤栄一、出江紳一、道免和久の4先生方に編者としてご協力をいただき、内容を一から見直しました。
 また、リハビリテーション医学のエッセンスを保ちながらも、医学生・コメディカルの学生が手に取りやすいよう、全体をコンパクトにしました。その際、文献は必要最小限にし、本文や図表もできるかぎりわかりやすい表現となるようにしました。
 今後、この分野の鍵となる「地域包括ケアシステム」および「再生医療」の章では、最新の知見を執筆していただき、理解を深められるようにしました。
 「多岐に渡りしかも幅広いリハビリテーション医学を、“evidence based medicine”の観点から見直そう」という初版の志はそのままに、いま必要な知識をしっかりと身に付けられる1冊になったものと思っております。本書が従来の版と同じようにご愛用いただき、リハビリテーション医学・医療に関わるすべての方々のお役に立てることを願ってやみません。

平成29年5月
千野 直一