脳性麻痺リハビリテーションガイドライン 第2版

臨床に即した83項目のリサーチクエスチョン(RQ)を収載し、大幅に改訂した「第2版」

監 修 日本リハビリテーション医学会
定 価 3,672円
(3,400円+税)
発行日 2014/01/24
ISBN 978-4-307-75038-7

A4判・264頁

在庫状況 あり

約4年半を経て改訂された「第2版」では、第1版の60項目を上回る83項目のリサーチクエスチョン(RQ)を収載(うち35項目は新設)。章立ては、キーワードごとに細分化され(現:1〜9章 / 旧:1〜3章)、それぞれボリュームも異なるメリハリある構成となった。特に「第6章.運動障害と治療(リハビリテーション)」では、ボツリヌス療法やCI療法などのトピックをはじめ、これまで以上に臨床に即した見逃せないRQが揃う。
本ガイドラインについて

第1章.脳性麻痺の定義
 1−1.脳性麻痺の定義(まとめ)
  1−1−1.脳性麻痺の診断にあたり、どのような定義に従えばよいか?

第2章.脳性麻痺の診断
 2−1.ハイリスク児に対する評価(まとめ)
  2−1−1.周産期の各リスクファクタ−は、脳性麻痺の発生、タイプ、機能予後にどのような影響を及ぼすか?
  2−1−2.GMsの評価により神経学的予後予測は可能か?
  2−1−3.Brazelton新生児行動評価(NBAS)は、リハビリテ−ション介入の必要性の判断、あるいは脳性麻痺の予測にどこまで有効か?
  2−1−4.Dubowitzの神経学的評価は、リハビリテ−ション介入の必要性の判断、あるいは脳性麻痺の予測にどこまで有効か?
 2−2.脳性麻痺の診断(まとめ)
  2−2−1.診断に関連したkey months(4、7、10、18、36カ月)での評価項目とその対応は具体的にどのように行われるべきか? また、体重増加不良、ATNRなどの原始反射の残存、体幹の弱さが予後に及ぼす影響は?
  2−2−2.脳性麻痺の粗大運動能力の予後予測は、どのように行えばよいか?
  2−2−3.新生児期経頭蓋エコ−(US)によって、早産児の神経発達長期予後予測は可能か?
  2−2−4.脳性麻痺と診断された児において、MRIの施行は行うべきか?
  2−2−5.早期産児の神経発達長期予後予測において、経頭蓋エコ−(US)に加えて MRIの施行は必要か?
  2−2−6.低酸素性虚血性脳症(HIE)を発症した満期産児において、画像診断による神経発達長期予後予測は可能か?

第3章.脳性麻痺の評価法
 3−1.脳性麻痺の評価法(まとめ)─どのような評価尺度が推奨されるか?
  3−1−1.粗大運動能力分類システム(GMFCS)
  3−1−2.粗大運動能力尺度(GMFM)
  3−1−3.リハビリテ−ションのための子どもの能力低下評価法(PEDI)
  3−1−4.脳性まひ児の手指操作能力分類システム(MACS)
  3−1−5.カナダ作業遂行測定(COPM)
  3−1−6.障害児の包括的評価法マニュアル(JASPER)
  3−1−7.こどものための機能的自立度評価法(Wee−FIM)
  3−1−8.脳性麻痺の評価に歩行分析は有効か?

第4章.ハイリスク児への早期介入
 4−1.ハイリスク児への早期介入(まとめ)
  4−1−1.ハイリスク児に対する minimal handlingや NIDCAPによる治療にはエビデンスがあるか?
  4−1−2.NICUでのカンガル−ケアなどの環境調節は、早期産児の機能予後を改善させるか?
  4−1−3.ハイリスク児への呼吸理学療法はどのようなものが推奨できるか?
  4−1−4.NICUからの哺乳訓練は、嚥下の機能予後に効果があるか?
  4−1−5.NICUからのポジショニングは、運動機能の予後に効果があるか?

第5章.家族支援
 5−1.家族支援(まとめ)
  5−1−1.障害告知はどのように行われるべきか?
  5−1−2.母親のストレスへの対応は、どのようにすればよいか?
  5−1−3.兄弟児への配慮は、どのようにすればよいか?
  5−1−4.子どもの家庭・家族の個別性と多様性、主体性とニ−ズを尊重した対等な関係性でのリハビリテ−ション(family−centered approach)の効果は?

第6章.運動障害と治療(リハビリテ−ション)
 概 説
 6−1.運動障害のリハビリテ−ション(まとめ)
  6−1−1.神経発達学的治療法(NDT)−Bobath法は有効か?
  6−1−2.Vojta法は有効か?
  6−1−3.上田法治療は、脳性麻痺における痙縮の減弱に有効か?
  6−1−4.Conductive educationの効果は?
  6−1−5.脳性麻痺児に対する感覚統合療法は有効か?
  6−1−6.上肢機能に対するアプロ−チ
  6−1−7.CI療法は有効か?
  6−1−8.集中的理学療法は有効か?
  6−1−9.乗馬療法の効果は?
  6−1−10.部分免荷トレッドミル歩行訓練(PBWSTT)は有効か?
  6−1−11.機能的電気刺激(FES)は有効か?
  6−1−12.筋力トレ−ニングは運動機能の改善に有用か?
  6−1−13.有酸素トレ−ニングは歩行機能の改善に有効か?
  6−1−14.ロボットなどの機器を使用したトレ−ニングは、運動機能改善に有効か?
  6−1−15.子どもにとって有意義な活動を目標にした実際生活場面での、あるいは実際活動を想定した繰り返し練習の効果は?
 6−2.装具療法(上下肢)、歩行補助具、車いす、座位・立位保持装置(まとめ)
  6−2−1.上肢装具の効果は?
  6−2−2.下肢装具の効果は?)
  6−2−3.歩行補助具の効果は?
  6−2−4.車いすと電動車いすの導入と選択は?
  6−2−5.座位保持装置、シ−ティングシステムの効果は?
 6−3.痙縮の治療法(まとめ)
  6−3−1.経口抗痙縮薬の効果は?
  6−3−2.筋緊張抑制ギプス療法の効果は?
  6−3−3.フェノ−ルブロックの適応と禁忌、およびその効果は?
  6−3−4.ボツリヌス療法の適応と禁忌、およびその効果は?
  6−3−5.バクロフェン髄腔内投与療法(ITB)は推奨されるか?
  6−3−6.選択的後根切除術(SDR)は推奨されるか?
 6−4.整形外科的治療(まとめ)
  6−4−1.歩行改善のための、下肢に対する整形外科的な一期的多部位手術は推奨されるか?
  6−4−2.歩行機能改善のための、一期的多部位手術以外の整形外科的治療は推奨されるか?
  6−4−3.上肢機能改善に手術療法は有効か?
  6−4−4.胸腰椎、頚椎に対する選択的筋解離手術(松尾法)は機能改善に有効か?
  6−4−5.脳性麻痺の股関節予後評価および(亜)脱臼に対する効果的な治療は何が推奨されるか?
  6−4−6.脳性麻痺の側弯症に対する保存療法は有効か?
  6−4−7.脳性麻痺の側弯症に対する手術療法は有効か?
 6−5.今後期待される、その他の最新治療法(まとめ)

第7章.脳性麻痺の合併症と治療
 7−1.脳性麻痺の合併症と治療(まとめ)
  7−1−1.嚥下障害に対する評価法と治療法は?
  7−1−2.呼吸障害に対する訓練法は?
  7−1−3.てんかん発作への対応は?
  7−1−4.コミュニケ−ション障害への対応は、どのように進めたらよいか?
  7−1−5.AACは推奨されるか?
  7−1−6.聴覚障害に対する対応は?
  7−1−7.視覚障害・視知覚障害に対する対応は?
  7−1−8.膀胱・性機能
  7−1−9.イレウスなど、消化器障害に対する対応は?
  7−1−10.骨量低下における介入
  7−1−11.脳性麻痺児の痛みの評価法は?
  7−1−12.発達障害への対応は?

第8章.成人期の問題
 8−1.成人期の問題(まとめ)
  8−1−1.脳性麻痺児の加齢に伴う運動能力の低下、二次障害への対応は?
  8−1−2.脳性麻痺での頚椎症、頚髄症の治療法として何が推奨されるのか?
  8−1−3.重症児の親の高齢化について、どのように対応すべきか?
  8−1−4.思春期の心理的な問題(自尊心、うつなど)、性的問題にどのように対応するか?

第9章.就学と社会参加
 9−1.就学と社会参加(まとめ)
  9−1−1.脳性麻痺児への有効な就学支援はどうあるべきか?
  9−1−2.脳性麻痺者への就労支援の効果は?
  9−1−3.脳性麻痺者の社会参加支援はどうあるべきか?

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