リハビリテーションMOOK 9. ADL・IADL・QOL

監・編 千野 直一 / 安藤 徳彦
大橋 正洋 / 木村 彰男 / 蜂須賀 研二
定 価 5,830円
(5,300円+税)
発行日 2004/09/10
ISBN 978-4-307-75009-7

B5判・216頁・図数:146枚

在庫状況 なし

一般に、教科書は成書と呼ばれるように、すでに学問的に確立、集大成されたもので、科学的に裏付けされたデータも5年以上経たものが多い。一方、学術誌は新しいデータを主として取り入れているために、医療の実践にどれほど役立つかを検証しきれていない。
今回、創刊された『リハビリテーションMOOK』シリーズは「教科書」と「学術誌」の特徴を取り入れることによって、「リハビリ医学」の原点に立ち返り、リハビリ医学・医療の行わなければならない使命を明確にし、21世紀へ向けての展望を行うべく企画されたものである。

社会福祉における重要な概念であるADL・IADLは、「介護保険制度」と身近で密接な関連性をもっており、「介護保険制度」はADL・IADLによって評価し、その結果に基づいて各人に必要な介護レベルを決めており、正にその目的はQOLの向上である。本特集では、このような介護保険との関わり、また、医療機関から在宅に至るまで、有用なADL・IADLの評価法の変遷・紹介と疾患別訓練の実際を中心に、それらの進歩を取り上げた。
ADL・IADL・QOLとは

ADL・IADL・QOLの評価法と評価の実際
 ADLの評価法
  A. Barthel IndexとFIM
  B. PULSES、Katz Index、その他
 IADL・APDLの評価法
 QOLの評価法(SF-36Rを中心に)

介護保険とADL・IADL
有用な評価法ならびに在宅での実状と問題点

社会的不利とQOL

ADL・IADL訓練とQOL
 脳卒中
 脳外傷
 神経・筋疾患
 内部障害
 高齢者の骨折
 脊髄損傷
 関節リウマチ
 切断
 肢体不自由児のADL
 老年期痴呆

自助具・リハビリ機器・移動歩行