SCOM 003 めまいの構造 改訂第2版

15年振りの大改訂!! VEMPやBPPVと耳石置換法や垂直半規管のdehisienceを新たに追加

著 者 加我 君孝
定 価 5,170円
(4,700円+税)
発行日 2006/11/16
ISBN 978-4-307-50605-2

A5判・226頁・図数:146枚・カラー図数:2枚

在庫状況 なし

著者からのメッセージ
2,500年前にヒポクテラスは、めまいは眼振を伴うと記載しています。シェイクスピアは、めまいが生じれば反対に回せばよいといっています。近世になってプルキンエやメニエール、バラニーらの研究によって医学として発展しました。20世紀後半はENG、画像診断によって大きく進歩しましたが、フレンツェル眼鏡が心臓の病気の聴診器と同様の役割をしていることには変わりません。めまいやバランス障害を理解するには、その背景となる根本的な基礎医学の知識を身につける必要があります。
おもな内容
■めまい平衡医学の近代史
■めまい・平衡障害の基礎
平衡覚の伝導路/“めまい”という言葉の意味するもの/めまいと平衡障害の測定/カロリックテスト無反応であれば前庭機能廃絶か/前庭頸筋電位(VEMP)
■内耳障害とめまい−三半規管・耳石器障害−
めまい患者が表現する“めまい感”/内耳性めまい疾患/頭位性めまい/圧力によって生じるめまい−痩孔症状/音刺激によって生じるめまい−Tullio現象/両側上半規管裂隙症候群/マリンスポーツとめまい−ダイビングによる内耳窓破裂
■中枢障害とめまい
小脳・脳幹障害とめまい/大脳とめまい
■小児のめまいとバランスの障害
小児のめまい,バランス障害の基礎/小児のめまい/バランス障害−姿勢制御の異常/小児平衡障害のリハビリテーション
■心因性めまい
座標感覚の喪失と死の不安/心因性めまい患者の描く,浮遊感や暗黒の世界/わが国の心因性めまい/外国における心因性めまい/心因性めまい治療の東洋と西洋の違い