TVMテクニック 骨盤臓器脱メッシュ手術の新スタンダード

「名人芸」を必要としない「質の良い」POP手術遂行のガイドブック!!

編 著 竹山 政美 / 木村 俊夫
定 価 12,960円
(12,000円+税)
発行日 2008/01/30
ISBN 978-4-307-43041-8

B5判・116頁・図数:19枚・カラー図数:166枚

在庫状況 あり

近年メッシュによる女性の骨盤臓器脱治療が広まりつつある。TVMは“total repair”という発想に基づき、骨盤底を全体として再建するというコンセプトである。支持は強力で、再発もきわめて少なく、患者の満足度も高い。

基本的な術式を習得すればほとんどの骨盤臓器脱を治療できるので、これまでのように「名人芸」を必要とせず、多くの術者が「質の良い」骨盤臓器脱手術を遂行することができる。この新しい術式が広く使われるように
なってほしいという願いを込めて、TVMの術式書を出版することにした。
1. 女性骨盤底の解剖
骨盤臓器脱のメカニズム 骨盤部のヘルニア
骨盤臓器脱治療のコンセプト
【Vaginal support 1】DeLanceyのLevel I,II,III
【Vaginal support 2】生殖裂孔と肛門挙筋
骨盤骨(Bony Pelvis)
【Pelvic Opening】閉鎖孔(obturator foramen)
【Pelvic Opening】坐骨裂孔
【Pelvic Opening】骨盤出口(pelvic outlet)1.
【Pelvic Opening】骨盤出口(pelvic outlet)2.
骨盤壁の筋群と壁側筋膜
骨盤筋膜腱弓(ATFP)
【臓側筋膜(Visceral fascia)】恥骨頸部筋膜と直腸膣筋膜
【臓側筋膜(Visceral fascia)】仙骨子宮靭帯・基靭帯複合体
2. 外科的治療のコンセプト

骨盤臓器脱治療における従来の基本概念
外科的治療の流れ
Sitespecific repairとTotal repair
補強材料としてのメッシュの特長
骨盤臓器脱の手術に用いられる合成材料
メッシュの形状と製法
メッシュの分類
メッシュの感染防御について
創傷治癒におけるメッシュの条件
(Incorporation into tissues)
骨盤臓器脱手術に使用するメッシュに求められる条件
3. TVMのコンセプト
メッシュを使用する目的は
TVMのメッシュの形状と大きさ
メッシュの保持について
TVM-Aのメッシュの理想的なポジション
TVM-Pにおける最終的なメッシュの位置
術式の変遷(1)導入期
術式の変遷(2)TVM確立と検証
術式の完成と検証
術前検査
使用する器具,道具
クリティカル・パス
4. TVM-A

Gynemesh(TM)PSによる前腟壁形成 TVM-A
体位
メッシュの調整
液性剥離
離層とメッシュを留置する位置
切開と剥離層
膀胱側腔の展開
膀胱頸部側の処理
子宮頸管の剥離
Trans obturator passage:landmarks
穿刺針の通過部位と神経・血管
穿刺のための準備
第1穿刺
第2穿刺
穿刺が終了した状態
メッシュのトリミング
メッシュの正中での確保
ループの用い方
メッシュ脚の挿入
メッシュ導入後の模式図
メッシュ前方の微調整
膣壁の縫合
膀胱鏡検査
5. TVM-P

Gynemesh(TM)PSによる後腟壁形成 TVM-P
液性剥離
切開
後腟壁の剥離
子宮頸部の剥離
頸管の確保
会陰に向かう剥離
穿刺ルート
マーキング
ニードルによる穿刺
ニードル先端とナイロン糸の確認
ナイロン糸の確保
メッシュのトリミング
メッシュの正中固定
ループの用い方
メッシュ脚の導入
メッシュ装着の模式図
直腸診
メッシュ装着の終了
膣壁の縫合
6. 骨盤臓器脱(POP)別TVMの実際
子宮脱のTVM
直腸瘤のTVM
腟断端脱のTVM
小腸瘤のTVM
ル・フォール手術後の骨盤臓器脱に対するTVM
7. 術中のピットフォールと術後合併症対策
出血・血腫
膀胱損傷
直腸損傷
メッシュ露出

8. 大阪中央病院でのTVMの成績

症例の概要
術前術後のPOP-QとQOLの変化