すぐに役立つ眼科診療の知識 臨床神経眼科学

簡潔明瞭に基本中の基本を示した、眼科診療のとらの巻!!

編 集 柏井 聡
定 価 20,900円
(19,000円+税)
発行日 2008/02/20
ISBN 978-4-307-35128-7

B5判・460頁・図数:153枚・カラー図数:97枚

在庫状況 なし

米国の日常臨床は、レジデントやフェローと指導教官の間の日々の討論から、clinical grand roundsの論戦まで、毎日がDiscuss & Debateの繰り返しで、ここに米国の臨床科学を支える基礎がある。この気風こそが、1969年ボルチモアのWilmerEyeInstituteで精神眼科医と神経病理医が集まり始まった研究会から、今では世界的な権威のFrankB.Walsh Society(FWS)を作り上げたのである。わが国の臨床に、このDiscuss & Debateを導入しようと2001年日本眼科学会総会に米国のRonald M.Burde教授の来日を記念し専門別研究部会としてRMB神経眼科勉強会(RMB会)が作られた。
会を重ね、2006年アジアで初めてFWS方式の“Walsh in Asia”を開催するまで育ってきた。本書は、このRMB会の世話人が、臨床の実際に主眼をおいて企画したもので、いくつかの新しい治療法の最先端をわかりやすくまとめた。




I. 臨床神経眼科学のすすめ
II. 症状のみかた
1. 視覚の陰性症状 
2. 視覚の陽性症状 
3. 運動障害 
4. 眼痛
III. 徴候のみかた
1. 視覚系の機能的神経解剖 
2. 網膜のみかた
3. 視神経のみかた
4. 眼球運動系の機能的
神経解剖
5. 眼球運動のみかた
6. 瞳孔系のみかた
7. 眼瞼,眼窩のみかた
IV. 非器質的視覚障害のみかた

1. 機能的視力/視野障害の診断法
2. 心因性視力障害の診断法
3. 心理的問題が関与する眼科障害
V. 神経眼科の患者のみかた
1. 基本的な診察
2. 小児の診察
3. 瞳孔の診察
VI. 経眼科の画像のみかた
1. 神経画像診断
VII. 神経
眼科の救急疾患のみかた
1. 全身的緊急疾患
2. 外傷性神経眼科疾患とその治療
VIII. 外因性神経眼科疾患のみかた
1. エタンブトール視神経症
2. ミノサイクリンの副作用(The side effects of Minocycline)
3. 放射線視神経症
IX. 神経眼科の
最新治療法
1. 視神経疾患の最新治療
2. 眼運動系の最新眼科治療
3. 眼瞼,眼窩の最新治療
4. 全身性の神経眼科疾患の最新管理