子宮頸癌取扱い規約 第3版

15年ぶり、待望の大改訂版!子宮体癌取扱い規約との2冊同時発刊

編 集 日本産科婦人科学会 / 日本病理学会 / 日本医学放射線学会 / 日本放射線腫瘍学会
定 価 3,672円
(3,400円+税)
発行日 2012/04/17
ISBN 978-4-307-30110-7

B5判・110頁・図数:12枚・カラー図数:63枚

在庫状況 あり

1997年以来の改訂版となる第3版では、進行期分類FIGO2008を採用したほかCT、MRI画像診断法やベセスダシステム2001に準拠した細胞診の解説など、新たな情報が満載。病理組織のカラー図譜も、前版を上回る63点に拡充している。また、日本産科婦人科学会婦人科腫瘍委員会への症例報告について、2004年に開始したオンライン登録のマニュアルを掲載した。子宮体癌取扱い規約との2冊同時発刊。


【関連書籍】子宮頸癌取扱い規約 病理編 第4版
総説

第1部 臨床的取扱い
 1. 進行期分類
  a.臨床進行期分類(日産婦2011,FIGO2008)
  b.TNM 分類(UICC 第7版)
 2.リンパ節の部位と名称
 3.診断法
  a.細胞診
  b.コルポスコピー
  c.組織診
  d.病理組織検体の取扱い
  e.画像診断
 4.治療法
  a.手術療法
  b.放射線療法
  c.化学療法

第2部 日本産科婦人科学会婦人科腫瘍委員会への登録の実際
 1.子宮頸癌登録・報告の原則
 2.治療成績の算出法
 3.登録実施要項

第3部 病理学的取扱い
 1.材料の取扱い,および検索方法
  a.生検材料
  b.円錐切除材料
  c.子宮摘出材料
  ◆病理診断報告書の記載事項
  ●pT分類(UICC TNM分類第7版)
 2.組織分類
 3.組織分類と診断基準
  A.上皮性腫瘍と関連病変
   a.扁平上皮病変
    1)尖圭コンジローマ
    2)扁平上皮乳頭腫
    3)子宮頸部上皮内腫瘍
     a)CIN1
     b)CIN2
     c)CIN3
    4)微小浸潤扁平上皮癌
    5)扁平上皮癌
     a)角化型扁平上皮癌
     b)非角化型扁平上皮癌
     ◆特殊型
      (1)類基底細胞癌
      (2)疣(いぼ)状癌
      (3)コンジローマ様癌
      (4)乳頭状扁平上皮癌
      (5)リンパ上皮腫様扁平上皮癌
   b.腺上皮および関連病変
    1)腺異形成
    2)上皮内腺癌
    3)微小浸潤腺癌
    4)腺癌
     a)粘液性腺癌
      (1)内頸部型粘液性腺癌
      (2)腸型粘液性腺癌
      (3)印環細胞型粘液性腺癌
      (4)最小偏倚(へんい)型粘液性腺癌
      (5)絨毛腺管状粘液性腺癌
     b)類内膜腺癌
     c)明細胞腺癌
     d)漿液性腺癌
     e)中腎性腺癌
    5)腺扁平上皮癌
     a)すりガラス細胞癌
    6)腫瘍類似腺病変
     a)反応性腺異型
     b)卵管化生
     c)深部ナボット嚢胞
     d)トンネル・クラスター
     e)微小腺管過形成
     f )内頸部腺過形成
     g)中腎遺残/中腎過形成
   c.その他の上皮性腫瘍
    1)ミュラー管乳頭腫
    2)扁平移行上皮癌
    3)腺様嚢胞癌
    4)腺様基底細胞癌
    5)神経内分泌腫瘍
     a)カルチノイド
     b)非定型的カルチノイド
     c)小細胞癌
     d)大細胞神経内分泌癌
    6)未分化癌
  B.間葉性腫瘍
    1)平滑筋腫
    2)平滑筋肉腫
    3)低悪性度類内膜間質肉腫
    4)ブドウ状肉腫(胎児性横紋筋肉腫)
    5)胞巣状軟部肉腫
    6)悪性末梢神経鞘腫瘍
    7)未分化肉腫
  C.上皮性・間葉性混合腫瘍
    1)腺線維腫
    2)腺筋腫
    3)ウィルムス腫瘍
    4)腺肉腫
     a)同所性腺肉腫
     b)異所性腺肉腫
    5)癌肉腫
     a)同所性癌肉腫
     b)異所性癌肉腫
  D.その他の腫瘍
  E.二次性腫瘍

第4部 子宮頸癌の組織図譜

付・臨床進行期分類の変遷
 今回の第3版発刊の理由は,2008年秋にロンドンで開催されたFIGO理事会でCancer Committee から提案された進行期の改訂案が承認され,2009年秋に南アフリカのケープタウンで行われたFIGO総会で決定されたことにある。さらに時を同じくして日本病理学会から日本産科婦人科学会へ2003年に改訂されたWHO分類をわが国の分類として採用したいとの申し入れがあり,2010年に時の日本産科婦人科学会婦人科腫瘍委員会櫻木範明委員長のもとに改訂小委員会が設置され,子宮頸癌・体癌取扱い規約の改訂事業が開始された。本改訂事業は日本病理学会,日本医学放射線学会,日本放射線腫瘍学会,日本婦人科腫瘍学会の多大なるご協力のもとに行われた。
 本書で記載した治療法に関しては,現在行われている治療法についてその内容を解説するにとどめており,その適用に関しては日本婦人科腫瘍学会の「子宮頸癌治療ガイドライン」を参照していただきたい。また診断に関しては,第2版にはなかったが近年急速な進歩を遂げている画像診断について解説を取り入れている。
 また,取扱い規約は日本産科婦人科学会の腫瘍登録施設への登録マニュアルの役割も果たしている。今回は2004年に開始されたオンライン登録について要領を解説した。登録項目としては,時代を先取りし,将来進行期決定に組み入れられることを見越して新たに画像診断による項目を加えている。