日本整形外科学会専門医試験筆答試験問題の解説 第3集2009-2010

整形外科学会専門医試験対策に必読!豊富な図ときめ細やかな解説が特徴。待望の第3弾!

監 修 山下 敏彦
編 著 石井 清一 / 薄井 正道
定 価 7,260円
(6,600円+税)
発行日 2012/11/20
ISBN 978-4-307-25155-6

B5判・300頁・図数:172枚

在庫状況 あり

日本整形外科学会専門医試験筆答試験問題120題、2年分計240題の解説集。各設問の選択肢(正解肢・誤回答肢)毎に詳細な解説が加えられており、図・写真も豊富で理解が深まる。各解説にはキーワードがついており、巻頭のキーワード集から各設問に立ち返ることができる。第3集では第21回・第22回筆答試験問題の解説を収録した。整形外科専門医を目指す整形外科医必読の書。


『序』より
 札幌医大整形外科を退職したのは2002年である。その後一時、東北海道病院に席を置くことになったが、道東で有数のこの整形外科専門病院には、数名の研修医が将来の専門医を目指して実地研修に励んでいた。
 彼等の研修に何等かの手伝いができないかと考え、私のかつての大学での同僚、当時の薄井正道院長と相談して、その年の専門医筆答試験問題の解説を行うことにした。毎週のカンファレンスの時間に20分程度をかければ学べるようにと、1回に4問の解説を行うことにした。
 出来上がった解説集は好評で、札幌医大では専門医試験の受験勉強をしている研修医達にも利用されるようになった。解説集作成の作業が4年、5年と続くうちに、まとまった資料が手元に残ったのを機会に、山下教授の勧めもあって試験問題解説集として世に出ることになった。その際、薄井正道院長には、研修医を実地に指導してきた立場から本書の内容を再検討していただいた。山下教授には、大学の臨床科の卒後研修の責任者としての立場から監修をお願いした。
 第1集(第17、18回専門医試験分収録、2010年刊行)、第2集(第19、20回分収録、2011年刊行)に続き、今回第3集(第21、22回分収録)を刊行する運びとなった。第3集においても120題のすべての問題を問1から4問ずつ30の単位にまとめて、1単位を修得するのに要する時間が20分程度で済むように編集した。各問題については、正解肢の解説を加えたが、誤った解答肢についても、どこが間違っているのか、どのように訂正すると正解肢になるのかについて説明した。各年の出題問題の何割かは解答肢の内容が重複しているが、省略することなく解説を加えた。繰り返して目に触れることになるので、専門医になるにはどのような知識が要求されるかを感じ取ってほしい思っている。
第21回専門医試験筆答試験問題(問1〜問120)
第22回専門医試験筆答試験問題(問1〜問120)

正解一覧
本書に掲載しました問題の出典は,日本整形外科学会が実施した第21回専門医試験(2009年1月15日)と第22回専門医試験(2010年1月21日)の筆答試験問題240問であることを明記するものです。
本試験問題と正解一覧の公表先は以下のとおりです。
第21回:日整会誌83巻4号,277〜321頁,2009年
第22回:日整会誌84巻5号,376〜417頁,2010年