実践 反復性肩関節脱臼 鏡視下バンカート法のABC

反復性肩関節脱臼治療の最新コンセプトを一冊に!

編 者 菅谷 啓之
定 価 6,912円
(6,400円+税)
発行日 2010/09/03
ISBN 978-4-307-25148-8

B5判・160頁・図数:170枚・カラー図数:74枚

在庫状況 あり

第15回肩関節鏡手術研究会の内容をさらに掘り下げ、現時点での反復性肩関節脱臼治療の最新コンセプトを一冊に収録。写真やイラストを多く取り入れ、治療の歴史から、機能解剖、バイオメカニクス、診断、治療、最新の鏡視下の術式まで、多岐にわたる内容を、編者の菅谷啓之氏をはじめ各分野における気鋭の医師たちがわかりやすく紹介・解説した。今後の肩関節外科発展の出発点となる整形外科医、後期研修医必読の書!
■推薦の言葉 
■序文
■執筆者一覧

I.反復性肩関節脱臼の治療の歴史
 A.直視下手術
 B.鏡視下手術
 C.歴史から学ぶ

II.反復性肩関節脱臼の基礎
 1.肩の機能解剖
  A.骨
  B.関節内の構造
  C.関節包と靱帯
  D.腱板筋群
 2.反復脱の病態とバイオメカニクス
  A.Bankart損傷
  B.下関節上腕靱帯の伸長
  C.Hill-Sachs損傷
  D.関節窩骨欠損
  E.関節包の損傷、弛緩
  F.IGHLの骨頭側の剥離(HAGL損傷)
  G.floating IGHL
  H.腱板疎部損傷
  I.肩甲下筋・腱の損傷
 3.反復脱のバイオフィードバック
  A.肩関節の運動制御に必要な知覚情報の重要性
  B.関節のポジションや運動を感知するための機械的受容器
  C.骨格筋の収縮に関与する2つの遠心性脊髄運動ニューロン
  D.膝ACLに関するproprioceptionに関する研究
  E.肩関節のproprioception−γ環を用いた積極的な肩周囲の筋stiffnessのコントロール

III.反復性肩関節脱臼の診断
 A.病歴聴取
 B.理学所見
 C.画像検査

IV.反復性肩関節脱臼の治療
 1.反復性肩関節脱臼に対する保存療法
  A.手術しない反復性肩関節脱臼
  B.再脱臼に対する解釈と保存療法
  C.脱臼予防装具の基礎と臨床
  D.脱臼予防装具の臨床的価値
  E.患者立脚型の治療法選択
  F.脱臼予防装具の限界と今後の課題
 2.手術療法
  A.反復性肩関節脱臼に対する手術は何を修復してきたか
  B.各手術法の検証

V.Bankart病変に対する鏡視下手術
 1.私のアプローチ
  A.手術適応
  B.手術方法
 2.私のDAFF法−より確実なFootprint Fixationを目指して−
  A.鏡視下Bankart法の歴史
  B.従来のsuture anchor法への疑問
  C.修復強度への疑問
  D.DAFF法の誕生
  E.DAFF法の手技
  F.DAFF法の術後経過
  G.DAFF法の後療法
  H.DAFF法の手術適応
  I.DAFF法の問題点
 3.私のアプローチ
  A.術前診断
  B.セットアップ〜鏡視診断
  C.手術手技
  D.術後理学療法

VI.合併病変に対する鏡視下手術
 1.関節包断裂
  A.外傷性肩関節前方不安定症の病態
  B.関節包断裂の病態
  C.関節包断裂の分類と頻度
  D.関節包断裂の形態と特徴
  E.関節包断裂の鏡視下手術
 2.HAGL Lesion
  A.手術適応と病態の診断
  B.手術手技の実際

VII.補強措置としての腱板疎部縫合
 1.その意義について
  A.RIの解剖と機能
  B.脱臼の肢位は外転外旋伸展位か?
  C.反復性前方脱臼の病態とその治療
  D.脱臼治療の補強措置としてのRI縫合
 2.私のアプローチ
  A.手術適応
  B.手術体位
  C.手術手技
  D.後療法
  E.術後成績
  F.考察
  G.まとめ
 3.私のアプローチ−鏡視下Bankart修復術に腱板疎部縫縮は原則的に不要である−
  A.腱板疎部損傷の関与
  B.ASRICの問題点
  C.RICのバイオメカニカルスタディー
  D.ASRICの併用効果の検証
  E.腱板疎部修復

VIII.高度な骨欠損に対する対応−鏡視下自家腸骨ブロック移植術−
 A.背景
 B.手術適応
 C.手術手技
 D.後療法
 E.本法の課題と今後

■おわりに
■索引