自分で行うとっさの傷の手当て 今までの常識をくつがえす傷の正しい治し方

水原 章浩
定 価 1,540円
(1,400円+税)
発行日 2005/12/15
ISBN 978-4-307-20217-6

B5判・72頁・図数:135枚

在庫状況 なし

「傷の治療」について今まで当たり前だと思っていたやり方が,ほんとうは間違っていたとしたらどうでしょう。皆さんが傷に消毒を塗られて,しみて痛い思いをしたり,次の日,ガーゼを剥がされてまた痛い思いをしたり,かさぶたができて治った!と喜んでいたことがすべて間違っていたとしたら…。
 著者は常識をくつがえす治療法を世に広めたいと思って,医療従事者向けに「傷の正しい治し方」および「傷の正しい治し方 Part 2」という2冊の本を書きました。
 本書は患者さん(一般の方)向けに書かれました。傷に消毒しないことやガーゼを使わないことはもちろんですが,正しい治療の方法を教えれば,患者さんが自宅でも治療できる。簡単な擦り傷や切り傷なら,何も病院まで来なくても,患者さんが自分で治せるのではないかという発想からこの本が生まれたのです。
◆おもな内容
 「因幡の白ウサギ」にみる傷の正しい治し方
●けがしたら赤チンでよく消毒してガーゼをかぶせて,
 水に濡らさないように…
●今までの傷の常識が間違っている?!
●「創傷治療の3原則」に基づいた傷の正しい治し方
●なぜ消毒をしてはいけないのでしょうか?
●傷は水道水で洗いましょう
●傷を乾かしてはいけません
●傷にガーゼをかぶせちゃいけないの?!
 では何で覆えばいいのでしょうか?
 病院ではどのように傷の処置をしているでしょう?
●簡単な傷に対するとっさのラップ療法
●軽い擦り傷であまり血が出ていないような場合
●軽い火傷
●お風呂について
●ラップ療法をしていて困ったこと
●傷に消毒しないで,水道水で洗って,そして乾かさないように覆って,
 でも傷がなかなか治らないのはどうして?
●動物に咬まれた傷はふさごうとしないでください
●褥瘡〜床擦れに対する驚異のラップ療法
●ラップ療法の特色
●ラップ療法で皮膚科の病気を治す