卵巣がん治療ガイドライン2015年版

再発卵巣癌

261

 

表5

  再発卵巣癌の化学療法

(プラチナ製剤感受性症例に対する第Ⅲ相RCT)

試験名(症例数)

薬 剤

結 果

ICON4/
OVAR2.2

(802例)

プラチナ+タキサンを含む化学療法

(80%:TC療法,10%:TP)

primaryendpoint:OS
OS29カ月vs.24カ月でプラチナ
+タキサンを含む化学療法が良好

プラチナを含む古典的化学療法

(71%:カルボプラチン単剤,

17%:CAP)

OVAR2.5

(365例)

カルボプラチンAUC4 day1
+ゲムシタビン1,000mg/m

2

 

day1,8

primaryendpoint:PFS
PFS8.6カ月vs.5.8カ月
併用群で良好

カルボプラチンAUC5 day1

CALYPSO

(976例)
(非劣性試験)

カルボプラチンAUC5
+リポソーム化ドキソルビシン
30mg/m

2

primaryendpoint:PFS
PFS11.3カ月vs.9.4カ月で
PLD-CがTCと同等

カルボプラチンAUC5
+パクリタキセル175mg/m

2

OCEANS

(543例)

カルボプラチンAUC4 day1
+ゲムシタビン1,000mg/m

2

 

day1,8

primaryendpoint:PFS
PFS12.4カ月vs.8.4カ月
GC+BEV併用群で良好

カルボプラチンAUC4 day1
+ゲムシタビン1,000mg/m

2

 

day1,8
+ベバシズマブ15mg/kg day1
+維持

OVA-301

(672例)

(プラチナ製剤抵

抗性を35%含む)

リポソーム化ドキソルビシン
50mg/m

2

primaryendpoint:PFS
全例:PFS7.3カ月vs.5.8カ月
プラチナ製剤感受性群:
PFS9.2カ月vs.7.5カ月
PLD+トラベクテジン併用群で
良好

リポソーム化ドキソルビシン
30mg/m

2

+トラベクテジン1.1mg/m

2