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線量評価点
線源の配置方法には,マンチェスタ法,パリ法などが存在するが,日本ではマンチェスタ法が一般的
に用いられる。
マンチェスタ法(腔内照射)
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1本のタンデムと2本のオボイドを用いて,子宮頸部に膨らみのある線量分布により子宮全体をカバーす
る。
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洋梨状の線量分布を形成する方法である。
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子宮腔内に直列に配置するタンデムを子宮底まで到達させる。
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膣内左右に配置するオボイドは可能な限り間隔をとることが原則である。
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タンデム線源下端とオボイド中心間距離は1 cm以上としたほうが直腸線量が高くならず,線量分布が良
好なものになる。
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A点は,外子宮口より子宮腔軸に沿って2 cm頭側の高さを通る,垂線上の2 cm外側の点。
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原発巣の治療効果を最もよく表す線量であり,腔内照射における病巣の線量の基準点として定義され
る(原発巣の治療線量の指標)。
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真ん中のアプリケータがタンデムを,両側のアプリケータ2本がオボイドを表す。
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子宮は体の正中に対して,必ずしも真っ直ぐとは限らない。
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図でA点を求める場合,
①
外子宮口(=オボイド先端)を基準として,
②
タンデム(子宮の腔軸)に
添って2 cm頭側の点の,
③
垂直線上両側2 cmの点となる(
④
は実例)。
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A点線量
④
①
タンデム
オボイド
②
③
2 cm
A点
2 cm
2 cm
A点