188

  

5

 分割照射

 単純分割照射法

1

2

3

4

4

2

Gy

 小分割照射法

1

2

3

4

4

2

Gy

 多分割照射法

1

2

3

4

4

2

Gy

2回目
1回目

 加速分割照射法

1

2

3

4

4

2

Gy

2回目
1回目

最も一般的な分割照射法である。

1日1回,1.8~2.0 Gyを週5日照射する方法であ

る。

1回線量を増やし,週当りの回数を減らして照射

する方法である。

1回3~6 Gyを週1~3日程度照射する。

高LET放射線を用いた治療で有利である。

1回線量を減らして,1日複数回照射する方法であ

る。

1回1 Gyを1日に2~3回程度照射する(図は1日

2回)。

総線量を単純照射に比べて10~20%程度増やす

ことが可能である。

晩期有害事象の低減を図ることができるが,急性

期有害事象が強く発生する場合が多い。

1回線量を減らさず,1日複数回照射する方法であ

る。

1回2 Gyを1日に2~3回程度照射する。

総線量は単純分割照射と同じため,治療期間を短

縮できる。

細胞の増殖が速いと予測される腫瘍に対しては有

効だが,多分割照射と比べて早期有害事象がより
強く発生する。