図譜

163

中枢神経

図11

　びまん性星細胞腫　50歳代，男性

圧挫標本，HE染色，対物40倍
類円形の小型核と狭い細胞質を有する細胞が中等
度の細胞密度でみられ，背景は線維状である。

図13

　退形成性星細胞腫　60歳代，女性

圧挫標本，HE染色，対物40倍
細胞密度はより高く，細胞質の乏しい細胞が多い
が，好酸性細胞質を有する細胞もかなりみられる。

図12

　びまん性星細胞腫　50歳代，男性

圧挫標本，HE染色，対物60倍
図11と同一症例。核の軽度大小不同があり，細
胞質量は様々で一部は好酸性の豊富な細胞質と細
胞質突起を有する。

図14

　退形成性星細胞腫　60歳代，女性

圧挫標本，HE染色，対物60倍
図13と同一症例。粗顆粒状のクロマチンを有す
る核が多く，核分裂像もみられる。